全国定通野球-試合速報

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試合詳細　　　

大会１日目　（８月１１日）江戸川球場

江戸川球場　第１試合　　大阪府立和泉工業高校　対　千葉県立千葉東高校・通

11:30試合開始 14:15 試合終了　試合時間　2時間15分

得点

チーム・回	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	R	H	E
和泉工業	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	２	２	７	１
千葉東	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	０	４	４

バッテリー
和泉工業　佐々木（優介）＝辻
千葉東　　高井＝丹波

　長打　　本塁打　　　３塁打・・高井（千）　　　　２塁打・・丹波（千）・辻（和）　　　　

　戦評
江戸川球場第一試合は、３年ぶり２回目の和泉工業と１３年ぶり５回目の千葉東との対戦。両選手とも立ち上がりはよく、きっちりと抑えたものの、幾多のピンチを迎えつつも、千葉東の投手高井は、急速を生かし、変化球をおりまぜたピッチング、一方和泉の投手佐々木優介はコントロール抜群で、相手打者をゆさぶる好ピッチング、二人のエースの奮闘により、膠着状態が続いた。両エースの好投と、堅い守り・打線とも、互角のまま終盤を向かえ、延長戦に突入した。ファインプレー、また、攻撃的なガッツに観客席から、度々拍手が巻き起こった。どちらに転ぶか分からない試合であったが、最後は四死球と相手の守備の乱れが出たところを和泉工業の辻の右中間を破るタイムリーにより、２人を本塁に帰して、試合は決まった。その裏、丹波が今日三本目の安打を放ち千葉東も意地を見せたが、打線が続かなかった。

江戸川球場　第２試合　　島根県立松江工業高校　対　新潟県立新潟高校

14:50試合開始 17:40 試合終了　試合時間　2時間50分

得点

チーム・回	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	R	H	E
新潟	１	０	０	１	２	０	３	２	０				９	９	６
松江工業	２	０	０	４	１	１	２	５	X				１５	１５	２

バッテリー
新潟　　伊藤（恒）＝伊藤（公）
松江工業　　　安部・松本・加田・園山＝石川

　長打　　本塁打　　　３塁打・・園山・板花（松）　　２塁打・・園山・若林（松）　　伊藤恒・中村、三富（新）　　　　

　戦評
江戸川球場の第二試合は、１０年ぶり７回目出場の新潟高校通信制と、２年連続５回目出場の松江工業高校の対戦となった。新潟は初回、松江工業先発の安部の立ち上がりを攻め、先頭打者伊藤が２塁打で出塁、盗塁の後、２番丸山の左犠飛で効率よく１点を先制する。しかしその裏、松江工業は４番園山のレフトオーバーの３塁打と失策により逆転に成功。第一試合とは対照的な打撃戦を予感させられるスタートとなった。４回表、新潟は４番中村が右中間を破る２塁打で出塁すると、７番保坂のレフト線にポトリと落ちるタイムリーヒットで一時は同点に追いつくが、すかさずその裏、松江工業は５番川上のヒットを足掛かりに打者一巡の猛攻を見せ、４点を入れ突き放す。その後、お互いの点の取り合いとなり、目の離せないシーソーゲームとなるが、４回から８回まで連続で得点を重ねた松江工業が１５対９で追う新潟を突き放し、１回戦を突破した。

江戸川球場　第３試合　　長崎県立佐世保工業高校　対　神奈川県立湘南高校・通

18:08試合開始 20:03 試合終了　試合時間　1時間55分

得点

チーム・回	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	R	H	E
佐世保工	０	０	０	０	０	０	０	０	０				０	３	４
湘南	３	０	０	１	２	０	０	０	X				６x	１１	１

バッテリー
佐世保工業　藤本・真崎・飯野＝志方（良）
湘南　　　瀬戸＝山本

　長打　　本塁打・・坂本（湘）　　　３塁打・・山下（佐）　　　　２塁打・・宇藤・山本・松本（湘）　　　　

　戦評
江戸川球場第三試合は、６年ぶり４回目の佐世保工業と１５年連続２５回目の３連覇をねらう湘南との対戦となった。昼間の暑さと違って日暮れかけの涼風の中始まったこの試合は、観客席の強力な応援をバックに、投打とも相手を圧倒する湘南のペースで幕を開けた。先行の佐世保を３人で抑え、その裏、一挙に３点の集中打を浴びせた。日が落ちる暗闇の彼らを照らし出す光には、追いかける佐世保と突き放そうとする湘南の姿があった。突き放そうとする湘南は、攻撃的なバントで２点を重ね、５回裏にランニングホームランで合計６点を積み、あと１点でコールド勝ちと言うところまで、佐世保を追いつめた。窮地に立った佐世保だが、７回裏満塁の反撃のチャンスに打線が続かなかったのが悔やまれるが、投手の藤本・真崎・飯野は最後の９回まであきらめずに奮闘した。やはり優勝候補筆頭と言われる湘南高校にその力を見せつけられた戦いとなった。